2022/11/16 01:20
◆エケベリアの基本情報
ベンケイソウ科 エケベリア属
原産地/原種生息地:中央アメリカ、メキシコ、南アメリカ北西部の半砂漠地帯
耐暑性あり(遮光ありの状態で50℃程度、ただし日光、湿度、風など条件によります)
耐寒性あり(-5℃程度)
◆エケベリアの置き場所
エケベリアは、日当たりのよい場所を好みます。長時間日陰に置いた場合、苗が徒長(元気なく茎が伸びてひょろひょろ)してしまいます。ただし5月~10月の日差しが強い時期に一日中、日が差すような場所に置くのは好ましくありません。
何もない平らなところには日光が強すぎるため、葉焼けしてしまうため遮光が必要となります。野生のエケベリアは岩の間や、くぼみ、崖や傾斜地の北側、他の植物の木陰になるようなところに生えているそうです。遮光するのが大変な場合、建物の東側など、午前中のみ日が当たる場所などに置いてください。夏の暑い時期に遮光なしで建物の南側に置いた場合、葉焼けしてしまう場合があります。
おすすめはしませんが室内に置くことも可能です。その場合、窓際や出窓など日当たりが良く、かつ空気の動きがある場所に置いてください。室内に置いた場合、どうしても太陽のほうを向いてしまうため、時々置く向きを変えてください。
・寒冷地での管理
寒冷地(最低気温がー3℃を下回る地域)では冬の間、室内管理に切り替えるほうが好ましいですが、霜があたらないように、寒冷紗とビニールをかけて冬越しさせることができる地域もあります。(北関東など)
◆エケベリアの水やり
エケベリアを枯らしてしまう一番の原因は水やりです。
水をあげすぎないよう心掛けてください。水をあげすぎると根や苗に腐敗菌が繁殖し枯れてしまいます。
長時間、雨ざらしの環境に置くのはおすすめできません。雨のかかりにくい軒下などに置いてください。
水やりの頻度は土や環境によりますので、何日ごとなど、一概には言えませんが1~2週間程度、水をやらなくても枯れることはありません。土が完全に乾いたのを確認して水をあげてください。
春と秋:鉢底から水が出るまでたっぷりと与えます。
夏:夕方以降、気温が下がってから少しだけ(土の1/3が濡れるくらい)与えます。
本格的な冬(1月、2月):基本的に水やり不要です。もし与える場合は、お昼前後に、気温が高くなってから少しだけ(土の1/3が濡れるくらい)与えます。
◆エケベリアの肥料
エケベリアは基本的に肥料を与える必要ありません。ただし無機質の土(鹿沼土、バーミキュライト、軽石、パーライト、ボラ土など)のみで育てている場合は、緩効性肥料(化成肥料)を与えてください。
生育を優先したい場合は液肥を与えてもいいですが、花や野菜に与える量の半分以下にしてください。
(例:説明書に500倍希釈の記載がある場合は1000倍~2000倍に希釈する)
◆エケベリアの土
庭や畑の土や、山の土は絶対に使用しないでください。花や野菜の培養土も、そのまま使用するのはお控えください。
ホームセンターや園芸店でサボテン・多肉植物用として売られている土を使うか、当店のオリジナル多肉植物専用土を使用してください。
もし自分で土を作る場合は、赤玉土(小粒)2割・鹿沼土(小粒)4割・軽石(小粒)1割に、市販の培養土1割・バーミキュライト1割、パーライト0.5割、くん炭0.5割などがおすすめのブレンドです。(追肥なし、年1回植え替えを想定)
品種により庭や畑などで地植え可能な場合もあるようですが、当店では評価していません。
◆エケベリアの植え替え
根詰まりを防ぐためにも、1~2年に一度は植え替えしてください。
◆エケベリアの増やし方
エケベリアは一般的に葉挿し、挿し木(胴切り)、株分けなどで増やすことができます。
◆エケベリアの病気、害虫
・かかりやすい病気
一番多いと思われるのが菌が原因の病気(根腐れ・ウドンコ病・軟腐病・灰色カビ病等)かと思います。これらは放置すると全体が枯れてしまいます。俗にいうジュレたというものはほとんどこのケースです。原因は傷から菌が侵入したり、湿度が高い状態が続き菌が繁殖しやすい条件で育てた事が主な原因です。早く発見できた場合はダメになっている部分を全て取り除くことで回復する場合があります。
・つきやすい害虫と対処法
エケベリアに多い害虫は、アブラムシやカイガラムシ、ハダニ、ダンゴムシ、バッタ、ナメクジなどです。アブラムシ、カイガラムシはオルトランDXを代表とする、浸透移行性の殺虫剤が便利です。ダンゴムシ、バッタ、ナメクジは土やコンクリート面に、直接鉢を置くと寄ってきやすいので、鉢は台の上などに置くようにしましょう。